中途採用は即戦力として活躍できそうかという観点で選考が行われるため、スキルやコミュニケーション能力が重視されます。
中途採用ということは、社会人としての基礎は積み上げている状態とみなされます。
入社後にすぐ活躍できるというイメージをもたれているとみてもいいでしょう。
ビジネスマナーはもちろん、対応力も見られ、以下のような項目があげられます。
スキルというと、応募求人の職種に必要不可欠な場合をのぞき、資格や実務経験と思われがちですが、それだけでなく、それまでの社会人生活によって培われた経験やスキルをどのように転職先で活かすかということになります。
フレキシブルな対応で経験を活かすことができれば、仕事にいかすスキルがあると思われるでしょう。
中途採用の場合は、これまでの仕事は何をしてきて、何ができるのか、どのような仕事をどうおこなってきたか、という具体的な仕事力が求められます。
新卒採用とは違い、職務経歴書を求められるのはこのためです。
面接時にこれまでの社会人経験で培ったスキルや実績などを相手にわかりやすく伝えること、これまでの仕事でコミュニケーションをとり、業務を遂行した経験があることなどが重要となります。
中途採用の場合は、入社後に研修などは基本的におこなわれません。
現場で仕事を覚えていくことになるため、コミュニケーション能力があるかどうかは、採用側は見ています。
会社にとって、いかにすぐになじみ、貢献してくれるかが中途採用の採用基準といえるでしょう。
新卒採用ではポテンシャルなどの成長性を期待されて採用されることも多いです。
その採用基準は企業によって異なりますが、基本的には以下のような項目があげられます。
新卒採用は成長してくれるかどうかが鍵となります。
それを確認するために入社や仕事に対しての熱意を見られます。
意欲的な姿勢をアピールできれば成長も早く、会社に貢献してくれる可能性が高いと判断されるでしょう。
そのためには、面接や応募書類の自己PR欄でしっかりと熱意を伝えなければなりません。
熱意と同じくポテンシャルも重要です。
新卒は就業経験がないというのが前提です。
したがって、即戦力ではなく、今後の伸びしろがどの程度あるかというところが注目されます。
希望職種に適性があるか、長く会社で活躍できそうか、といった視点で多角的に判断することになるのです。
また、熱意とポテンシャル以外に人柄も見られます。
挨拶や敬語、質問への受け答えなどです。
面接時の受け答えにも人柄が出ます。
わからないことをわからないだけで終わらせるのではなく、「今はわからないですが、いつまでには調べておきます」など、答えと合わせて対策を考えておきましょう。
人柄の項目はその会社の社員と相性が良いかも判断されます。
先輩社員や上司の言うことを素直に聞いて仕事を覚えていけるか、自分の考えを持っているかなどがポイントです。
今、何ができるかというよりも、入社後2、3年経ってからどう成長しているかを見られるのが、新卒の採用基準といえるでしょう。
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