まず、地元エージェントの強みとしてあげられるのが、非公開求人についてです。
非公開求人とは、転職サイトなどでは見られないエージェントが独自に保有している求人のこと。
大手エージェントにももちろんありますが、地元エージェントには大手では取り扱っていないような地元の優良企業の非公開求人を持っていることが多くあります。
地元に根付いたエージェントは、地元に本社がある企業から人材の相談を受けていることが多い上に、日頃から地元企業の人たちと連絡を取り合い、情報収集ができるため、新しい人材ニーズを把握できます。
つまり、その会社独自の非公開求人があるため、転職希望者の職歴やスキル次第でさまざまな求人と出会える可能性が高くなります。
専門分野に特化したエージェントもあるため、自分にマッチした未公開求人の紹介を受けられるかもしれません。
また、地元エージェントの中には転職希望者のスキルや経験などをもとに、このようなスキルを持っている人がいる……と企業側に売り込んでくれる動きがあるところも。
地元エージェントと地元企業の信頼関係だからこそできることです。
加えて、地元エージェントの強みはサポートの細やかさにもあります。
企業と転職希望者の双方を一人のコンサルタントが担当していることで、求人のミスマッチが起きにくいのです。
さらに、地元エージェントは企業側に直接訪問により情報を入手しているので、より企業に対しての理解度が深くなり、書類添削など対策も立てやすくなります。
以上のことから書類通過率やマッチング精度は地元エージェントの方が高くなる傾向があります。
きめ細かいサポートも地元エージェントの強みです。
大手エージェントの強みは圧倒的な求人数の多さにあります。
保有する求人は誰もが聞いたことがあるような大企業から、歴史のある企業、ベンチャー企業まで多岐にわたります。
大手エージェントは知名度があるため、有名企業からの求人が多く入ってきます。
また、求人業界の多さだけでなく、職種も幅広く取り扱っているため、地元エージェントに比べると数多くの求人から選ぶことができる魅力はあるでしょう。
加えて、全体の求人数が多いということは、当然、非公開求人も多いということになります。
さらに、大手エージェントはスタッフの人数も多いため、その分、相性が合わないとなれば担当者の変更も希望しやすくなります。
そのほか、転職のセミナーや研修、独自のサイトなどのサポートを利用できるなど、規模の大きさならではの強みがあるのが特徴です。
地元エージェントと大手エージェントはどちらを選べばいいのかという問題ですが、答えは併用するのがおすすめということになります。
大手エージェントの求人数の多さは魅力的で、さまざまなジャンルの業界や職種から情報を得たいという考えがあっても、知名度がある分エージェントに登録する新規転職希望者が多いため、一人一人に手が回らない可能性も高いです。
地元エージェントのほうがいろいろ相談にのってくれることも多く、親身に対応してくれることも多いはずです。
求人数は大手に比べ少ないですが、転職希望者の悩みや意見を聞いてくれることも多く、細やかなアドバイスをくれるでしょう。
たとえば、大手のエージェントを2社、地元エージェントを1社など、エージェントを併用して転職活動をおこなうとスムーズに進められるはずです。
大手エージェントと併用するなら、この3社がおすすめ!受けたいサポートや、探したい求人に合わせて、検討してみてください。
【選定条件】2021年10月頃、各社の公式HPに掲載されている情報を参考に、以下の基準で選定
・HOPE社…面接対策サポート、履歴書添削、キャリアチェンジ支援を1人のエージェントがワンストップで対応すると明記されているため、転職歴の浅い人におすすめと定義しました。
・クロップス・クルー社…ミドルクラス・ハイクラス求人を主に取り扱っていると明記されているため、スキルを活用して転職したい人におすすめと定義しました。
・エンプロ…女性向け求人を主に取り扱っていると明記されているため、女性向けと定義しました。
【アイコンの表示理由】2021年10月頃、各社の公式HPに掲載されている情報を参考に、以下の基準で表示
①履歴書添削:履歴書添削について明記 ②面接対策:面接対策について明記 ③スタッフ専任制:ワンストップ体制(スタッフが変わらないか)について明記 ④キャリアチェンジ支援:キャリアチェンジや未経験の業界への転職支援について明記 ⑤ハイクラス求人:ハイクラス求人を主に扱っていると明記 ⑥女性向け求人:女性向け求人を主に扱っていると明記